そもそも今回のナポリ旅行の大目的は、「本場のナポリピッツァを食べる」ことでした。そこで、2泊3日間朝食を除く全ての食事において、ナポリピッツァをいただきました。ナポリピッツァ万歳、ナポリピッツァ上等、ナポリピッツァっ縛りといったノリです。
ナポリのレストランでは、基本的に全てのレストランに窯があり、いつも真っ赤に薪が燃え上がっています。その中で、注文を受けてから1枚1枚作り上げるピッツァを、手早く焼き上げます。窯に入れている時間はものの2、3分。手際よく均一に火を通す技はまさに熟練の賜物でしょうか。
そうして出来上がったピッツァの焼き上がりは香ばしさ抜群、もっちもちの仕上がりです。フレッシュなトマトソースの甘酸っぱさととろけきったモッツァレラチーズが絡み合い、まさに絶品。1枚直径約30cmもの大きさがあるのですが、ぺろりといってしまいました。日本でも美味しいピザ屋さんはたくさんありますが、何かが違う気がします。一説にはナポリの水が最もピッツァに適しているからとも言われているそうですが、やっぱり本場で食べている、それこそが最高のスパイスなんだろうなと。これだから旅はやめられません。このブログのサブタイトル「Cannot imagine my life without trips and dinings.」を自身再確認したのでした。
ところで、ナポリピッツァの基本形はマルゲリータ(Pizza Margherita)かマリナーラ(Pizza Marinara)と決まっているようです。前者はトマトとモッツァレラのシンプルなピッツァながら、今ではイタリアで1番人気のもの。19世紀のナポリ王妃マルゲリータ女王はピッツァが大好物だったそうなのですが、それがが高じて開催したピッツァコンクールでバジルの緑とモッツァレラチーズの白とポモドーロ(ナポリ方言でトマトのこと)の赤がまるでイタリア国旗を表しているようだとしてとても気に入り、自らの名を冠したと言われています。後者もトマトとにんにく、オリーブオイル、オレガノとこれまたシンプル。これはマリナラ(イタリア語で「船乗り」)が好んでよく食べていたことに由来するそう。ピッツァと歴史文化の関わりも興味深いです。
それにしても、「真のナポリピッツァ協会」というナポリピッツァの正当性を判断する任意団体があるという事実を知って驚きました。日本にも支部があるとか。ナポリピッツァの条件も定まっているようです。
1番上の写真のピッツァは「Da Michele」(住所:Via Cesare Sersale 1/7)のもの。昼時には地元の人で店外にまで行列ができる人気店で、納得の美味しさでした。今回のベストピッツァ店です。
その他食べたピッツァの写真も掲載したいと思います。合計畳半畳分位を平らげているような・・・。ナポリピッツァ最高!なので、まあ仕方がないとしましょう。
うーん、シンプルな具ともっちもちの生地、
いくらでも入ってしまいそうな感じだね!
これを食べてさぞかしご満悦な顔が浮かんでくるよ。
日本でもナポリピッツアの協会があるとは
しりませんでした。
自分で作ってもなかなかそのもっちもちさは
残念ながらでないので、やっぱり本場で食べるのが
一番なんだろうなあ!うらやましい!!
パスタを食べる猫もとってもかわいいし、
世界遺産もすごく神秘的な感じだなあ。
生活感のあふれる泥臭い遺跡だなんて
とっても素敵だね。
荘厳な感じの建造物もいいけれど、
こういう人間味のあふれる場所は元気をもらえそう!
2泊3日で大充実の旅、お疲れさまでした!
投稿情報: hitsuji | 2009-01-26 08:28
>hitsujiさん
ナポリピッツァ、本当に美味しかったよ。
食べに行くためだけにでももう1回ナポリに行きたいって思えるくらい。
でもやっぱり君のような料理エキスパートでもなかなかあのもっちり感は難しいのかぁ。
ナポリ旅行、トラブルもあったけれど(飛行機に乗り遅れた)、大充実でした!
投稿情報: Shibuya | 2009-01-29 07:32